cachette -カシェート-
cachette -カシェート-(隠れ家)
管理人華月の日記など。
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初むくつな
69×27を初めて書いてみた。
BL注意。
でもクロームと骸が話してるだけ。
ぱくり?いいえ、参考です。←
…あー、自己補給しだしたよこの娘orz
BL注意。
でもクロームと骸が話してるだけ。
ぱくり?いいえ、参考です。←
…あー、自己補給しだしたよこの娘orz
非凡を望んだ男は
手放した平凡を思い
涙を流した――
+ちしゃの実+
穏やかで美しい緑と青の景色。
広がる草原を優しくなでる風が、自分の声をどこかへと運んでいるようだ。
「…分かりました。骸様」
あらかたの説明を終えると、それまで黙って聞いていた目の前の少女は、強い眼差しで自分を見つめ返してきた。
「私、ボンゴレのボスを守ります」
「えぇ。犬と千種は、お前には必要ですからね」
口ではそう言っても、彼女には分かっているのだろう。自分の本心など。
彼女はもはや、自分の半身なのだから。
「それで…ボスって、どんな方ですか?」
先程の強い瞳が、突然不安に揺らぐ。
無理もない、これまでマフィアとは無縁の生活をしてきた少女だ。マフィアのボスに恐ろしい印象があるのは当然と言える。
「クフ、そんなに怯えなくて大丈夫ですよクローム」
ボンゴレのボスは、仲間のために自分を犠牲にすることを厭わないどころか、敵に情けをかけるほど甘い男。すぐ人に頼るし、泣くし、情けないし弱いし…本当に、あんなマフィアのボスは見たことが無い。
でも…
「…強いんですよね、不思議なことに」
ま、僕の足下にも及びませんがね。
そう話してクロームを見ると、彼女は目を丸くしていた。おかしい、そんな反応をするような話をした覚えは無い。
「どうしたんですか?」
「あ、いえ…骸様、ボスのこと、好きなんだなって」
………………………は?
「クローム、話を聞いていましたか?僕は取引で、やむを得ずファミリーに」
「は、はい!分かってます、でも…」
――骸様が、あんまり楽しそうに話すから。
次に目を丸くしたのは自分の方だった。手を口元にやり、先程まで自分が笑っていたことに気付く。
好き?僕が?彼を?
そんな馬鹿な…
「クローム、あなたは何か勘違いを」
「私も早く、ボスに会いたいな…」
会いたい。
嬉しそうに呟やかれた一言に、何故か沸き上がる懐かしい感情。胸がツキリと痛む。
あぁ、そうか。
自分も会いたいのだ。
彼に。
見上げた空は、虚構にしては美し過ぎるほどに青かった。こみあげてくる嘲りの笑みを抑え、空に呟く。
「……光、か」
ふと、ある昔話を思い出す。
非凡に憧れていた平凡な青年が、悪魔と契約して非凡な力と人生を手に入れた。力を振るい皆から恐れられ、望んだ生活を満喫していた。
けれど、男は一人の少女に恋をする。無垢な少女に自分の正体を告げられず、初めて、平凡の愛しさに気付き涙を流すのだ。
彼女を汚れさせないよう、手放しながら。
その男の気持ちは分からないし分かりたくもない。
けれど、もし万が一、これが恋だと言うのなら…
「…強欲な僕から、逃れられますかね?」
次に会える時を、楽しみにしていますよ。
つなよし、くん――
END
------------------------
そう言いながら、闇に染めるの躊躇するんだろなぁ…(笑
そんなラプンツェルネタ。(パクりかい
手放した平凡を思い
涙を流した――
+ちしゃの実+
穏やかで美しい緑と青の景色。
広がる草原を優しくなでる風が、自分の声をどこかへと運んでいるようだ。
「…分かりました。骸様」
あらかたの説明を終えると、それまで黙って聞いていた目の前の少女は、強い眼差しで自分を見つめ返してきた。
「私、ボンゴレのボスを守ります」
「えぇ。犬と千種は、お前には必要ですからね」
口ではそう言っても、彼女には分かっているのだろう。自分の本心など。
彼女はもはや、自分の半身なのだから。
「それで…ボスって、どんな方ですか?」
先程の強い瞳が、突然不安に揺らぐ。
無理もない、これまでマフィアとは無縁の生活をしてきた少女だ。マフィアのボスに恐ろしい印象があるのは当然と言える。
「クフ、そんなに怯えなくて大丈夫ですよクローム」
ボンゴレのボスは、仲間のために自分を犠牲にすることを厭わないどころか、敵に情けをかけるほど甘い男。すぐ人に頼るし、泣くし、情けないし弱いし…本当に、あんなマフィアのボスは見たことが無い。
でも…
「…強いんですよね、不思議なことに」
ま、僕の足下にも及びませんがね。
そう話してクロームを見ると、彼女は目を丸くしていた。おかしい、そんな反応をするような話をした覚えは無い。
「どうしたんですか?」
「あ、いえ…骸様、ボスのこと、好きなんだなって」
………………………は?
「クローム、話を聞いていましたか?僕は取引で、やむを得ずファミリーに」
「は、はい!分かってます、でも…」
――骸様が、あんまり楽しそうに話すから。
次に目を丸くしたのは自分の方だった。手を口元にやり、先程まで自分が笑っていたことに気付く。
好き?僕が?彼を?
そんな馬鹿な…
「クローム、あなたは何か勘違いを」
「私も早く、ボスに会いたいな…」
会いたい。
嬉しそうに呟やかれた一言に、何故か沸き上がる懐かしい感情。胸がツキリと痛む。
あぁ、そうか。
自分も会いたいのだ。
彼に。
見上げた空は、虚構にしては美し過ぎるほどに青かった。こみあげてくる嘲りの笑みを抑え、空に呟く。
「……光、か」
ふと、ある昔話を思い出す。
非凡に憧れていた平凡な青年が、悪魔と契約して非凡な力と人生を手に入れた。力を振るい皆から恐れられ、望んだ生活を満喫していた。
けれど、男は一人の少女に恋をする。無垢な少女に自分の正体を告げられず、初めて、平凡の愛しさに気付き涙を流すのだ。
彼女を汚れさせないよう、手放しながら。
その男の気持ちは分からないし分かりたくもない。
けれど、もし万が一、これが恋だと言うのなら…
「…強欲な僕から、逃れられますかね?」
次に会える時を、楽しみにしていますよ。
つなよし、くん――
END
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そう言いながら、闇に染めるの躊躇するんだろなぁ…(笑
そんなラプンツェルネタ。(パクりかい
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華月
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