cachette -カシェート-
cachette -カシェート-(隠れ家)
管理人華月の日記など。
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散桜
久々に小説書いてみた。
昨日本命試験が終わったので
ちょっと休憩。
や、やることは、たくさん、あるんだけど
まぁバイト中だし、いっかなって←
なんか、何かを、書きたかったんだよ・・・!!orz
昨日本命試験が終わったので
ちょっと休憩。
や、やることは、たくさん、あるんだけど
まぁバイト中だし、いっかなって←
なんか、何かを、書きたかったんだよ・・・!!orz
※純エゴの二次そさくだよ※
桜の花びらを
落ちる前に掴めたら
願いが叶うらしい
+散桜の願い+
「あー・・・もう、ほとんど散っちゃってますね、桜」
野分と手を繋いで人通りの無い公園を歩く。
春の昼は暑いくらい陽気なのに
夜になるとその騒がしさは
冷たい風が全部攫ってしまう。
ぼんやりと月にかかる
葉桜への移ろいを見上げて
三日前の景色を思い出す。
頭がくらくらするほどの香り。
ふと見上げると空を埋め尽くす白が
目に飛び込んできた。
これならきっとあいつも喜んでくれる。
でも今、きっと喜ぶと思っていた連れは
横で残念そうに肩を落としている。
「すみません、俺の仕事のせいで・・・」
季節の変わり目は病院が忙しくなる。
会う度に疲れた顔をしていたから
少しでも仕事のことを忘れられたらな、
と思って誘ったのに
「いや、別に・・・十分、綺麗だしな」
そんな顔、するなよ。
そんな顔して欲しくて連れてきたんじゃない。
「あ、そうだ、知ってます?」
ぱっと表情を明るくさせて
話してくれたのは
聞き覚えのあるジンクス。
桜の花びらを地面に落ちきる前に
捕まえることができたら
その願いが叶うらしい。
「まぁ、ヒロさんて、こういうの信じなさそうですけどね」
その言葉を聞き切る前に
俺は手を伸ばしていた。
桜はひらひらと
俺から逃げるように地面に落ちる。
何度捕まえようとしても駄目で
勢いをつけると更に逃げる
そんな俺を不思議がって
後ろから何度も名を呼ばれるけど
それより何より
野分を元気付けてやりたかった。
夢中になって桜を追って
あと、ほんの、少し。
後ろからの静止も聞かず飛び上がると
足元に大きな石が転がっていて・・・
バランスを崩し、視界が空だけになった。
「・・・そんなに、叶えたい願い、が、あるんですか?」
耳元に、ほっとしたため息混じりの
優しい声と速めの動悸。
自分の頭が地面に落ちきる前に
野分が受け止めてくれた。
「俺も手伝います。だから、危ないこと、しないで下さい・・・」
ぎゅっと抱きしめられる。
そんな俺は
子供みたいにわくわくして
握り締めた手を見ていた。
「野分、手」
訝しがりながら差し出された手に
掴んでいた花びらを握らせる。
「・・・お前が、元気に、なれますようにって」
普段は絶対言わない言葉。
言えない言葉。
あぁ、頭がくらくらする。
桜のせいだ。
桜に、酔ったんだ、きっと。
桜に抱かれているような曖昧な感覚のまま
自分の行動に理由を探していると
いっそうきつく抱きしめられた。
肌寒い風に
その体温がなんとも心地よくて
舞い散る桜が開いたままの手へ
落ちたことにすら気づかなかった。
「お陰様で、元気になれました」
嘘だ。
こんな桜で元気になれるもんか。
「本当です」
本当に、元気になったんです。
――ヒロさんが、こうして、一緒に居てくれるから。
いつしか数え切れないほどの花びらが
俺たちに降りてきていた。
でもそんなに要らない。
願いはひとつだけでいいんだ。
来年も一緒に、桜を。
*******************************************
すっかり小説の書き方を忘れた。←
あああ長いなおい!!
短いのが主だったはずなのに・・・
ていうか
これヒ ロ さ ん じ ゃ な い !!!!orz
ま、いいや!
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HN:
華月
性別:
非公開