cachette -カシェート-
cachette -カシェート-(隠れ家)
管理人華月の日記など。
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無題
眠いー
許して下さい。
今だけ
少しだけ――
+安らぎ+
もうどれくらいの時間
こうしているのだろう。
夕飯を食べ終え、ソファーでテレビを観賞していた
ヒロさんの膝に頭を乗せ、
腹部に自分の顔を埋める。
光がうっとおしい。
もう何もかも投げ出してしまいたい。
浮かぶのは暗い毒を持った言葉ばかりで
声なんか出そうとも思わない。
ヒロさんは何も言わず、
いつものように突き放したり逃げたりもせず、
ただ側にいてくれた。
しばらくして、細く心地良い手が俺の髪を優しく梳く。
一梳きごとに、心の鉛が剥がれていく気がして、催眠術にかかるような錯覚を覚えた。
「何かあったか?」
呟き。
返事をしなければならないと感じ、重い体を膝から浮かせようとすると、髪を梳いていた手に重みが加わった。
「頑張り過ぎなんだよ。休んどけ」
…すいません。
自分の耳に微かに聞こえるほどの声で、自然とそう零れた。
聞こえなかったのか、手はまたゆっくりと動き、頭を撫ではじめる。
テレビ音も、明日の予定も嫌なことも何もかも忘れられるのは、
それらより大切な人が
側に居てくれるから。
彼の存在が、ぬくもりが、
疲れすら忘れさせてくれる。
すみません、甘え過ぎだって分かっているんですが、
体がもう、動かないんです。
あなたの傍から。
「……野分?寝たか?」
「………………」
「…謝るくらいなら、心配かけさせんな。バカ」
*******************
エゴあまあま。
個人的にはヒロさんを甘やかしてやる野分が好きですがたまには逆も良いね。
野分が羨ましい…==←
今だけ
少しだけ――
+安らぎ+
もうどれくらいの時間
こうしているのだろう。
夕飯を食べ終え、ソファーでテレビを観賞していた
ヒロさんの膝に頭を乗せ、
腹部に自分の顔を埋める。
光がうっとおしい。
もう何もかも投げ出してしまいたい。
浮かぶのは暗い毒を持った言葉ばかりで
声なんか出そうとも思わない。
ヒロさんは何も言わず、
いつものように突き放したり逃げたりもせず、
ただ側にいてくれた。
しばらくして、細く心地良い手が俺の髪を優しく梳く。
一梳きごとに、心の鉛が剥がれていく気がして、催眠術にかかるような錯覚を覚えた。
「何かあったか?」
呟き。
返事をしなければならないと感じ、重い体を膝から浮かせようとすると、髪を梳いていた手に重みが加わった。
「頑張り過ぎなんだよ。休んどけ」
…すいません。
自分の耳に微かに聞こえるほどの声で、自然とそう零れた。
聞こえなかったのか、手はまたゆっくりと動き、頭を撫ではじめる。
テレビ音も、明日の予定も嫌なことも何もかも忘れられるのは、
それらより大切な人が
側に居てくれるから。
彼の存在が、ぬくもりが、
疲れすら忘れさせてくれる。
すみません、甘え過ぎだって分かっているんですが、
体がもう、動かないんです。
あなたの傍から。
「……野分?寝たか?」
「………………」
「…謝るくらいなら、心配かけさせんな。バカ」
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エゴあまあま。
個人的にはヒロさんを甘やかしてやる野分が好きですがたまには逆も良いね。
野分が羨ましい…==←
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HN:
華月
性別:
非公開